中1理科実験 生田緑地の土の観察
- 探究的な学び
11月7日の生田緑地での地学実習を受けて、中学1年生の理科の授業では生田緑地の土を観察する実験を行いました。(生田緑地に許可をもらって譲っていただいた土を使用しています。)
生田緑地で見た「ゴマ塩軽石層」という地層の土を、「わんがけ法」という方法で洗ったものを、実体顕微鏡で観察しました。洗う前はベージュ色の土ですが、洗うと「ゴマ塩」の名前がぴったりの、白い鉱物の中に黒い鉱物が散らばっている様子を観察することができます。特徴的な鉱物を各自で取り出し、紙に貼って鉱物標本を作成しました。鉱物の美しさを感じてもらえたのではないでしょうか。
また、「飯室泥岩層」という地層の土を観察すると、とても小さな化石を見つけることができます。鉱物とほぼ同じくらいの大きさの「有孔虫」の化石です。こちらも実体顕微鏡で観察しました。有孔虫は種類によって色々な形の殻を持つ生物なので、同じ地層から見つかる異なった形の殻を見比べて「本当に同じ生物ですか?」と驚いていました。
顕微鏡を使うことで、実際の地層を見たときとはまた違う気付きがあり、地層というものについてさらに深めることができたのではないかと思います。
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飯室泥岩層(左)とゴマ塩軽石層(右)
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ゴマ塩軽石層の鉱物
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飯室泥岩層の鉱物と有孔虫の化石