カリタスは、カナダのケベック州に本部を置くケベック・カリタス修道女会によって設立されました。
そのため開校当初よりカナダの公用語である英語とフランス語の教育に力を入れてきました。
2つの外国語を学ぶことで異文化理解を深め、より幅広く国際的な視野を身につけることができます。

複言語教育の特色

中学では全員、英語とフランス語を学びます。週6時間が英語、週2時間がフランス語です。
どの学年も週1時間は、ネイティブの教員による会話の授業です(アドバンストクラスは2時間)。
授業はすべてハーフクラスでおこなっています。
CALL教室および一般教室でのコンピュータや電子黒板を使った教育にも力を入れています。
2階CALL教室をリニューアルして誕生したActivity Roomは、グループごとのプレゼンテーション練習などが一斉にできるよう、6つのプロジェクターを備えています。壁全体がホワイトボードになっており、その場でアイディアを共有しながら話し合いを進めることができます。
高校では第1外国語として英語またはフランス語を選択します(理数コースは英語が必修です)。
1月におこなわれる「外国語発表会」では、学年ごとに英語とフランス語で発表し、日頃の外国語学習の成果を披露しています。
留学生の受け入れや種々の海外研修などを通じて国際交流も積極的に行なっています。

  • 中学では全員、英語とフランス語を学びます。週6時間が英語、週2時間がフランス語です。

  • どの学年も週1時間は、ネイティブの教員による会話の授業です(アドバンストクラスは2時間)。

  • 授業はすべてハーフクラスでおこなっています。

  • CALL教室および一般教室でのコンピュータや電子黒板を使った教育にも力を入れています。

  • 高校では第1外国語として英語またはフランス語を選択します(理数コースは英語が必修です)。

  • 1月におこなわれる「外国語発表会」では、学年ごとに英語とフランス語で発表し、日頃の外国語学習の成果を披露しています。

  • 留学生の受け入れや種々の海外研修などを通じて国際交流も積極的に行なっています。

カリタスでは、多様な文化や価値観への理解を深めながら国際社会で活躍できる英語力を身につけてほしいと願い、ネイティブ教員も含めて「読む・書く・聴く・話す(伝える・対話する)」という4技能5領域をバランスよく習得することを目指して授業を展開しています。そして、一般クラスのほか、特に発信力を意識した以下のクラスも設置しています。


中学・英語アドバンストクラス

海外滞在歴のある生徒や英検準2級程度以上の英語力のある生徒を対象とした各学年20名程度のクラスです。一般クラスの内容に加え、英字新聞やニュース映像、インターネットなどを活用し、社会問題や世界の文化等を英語で学び、思考力を深めるだけでなく、スピーチやプレゼンテーション、ディスカッション、アカデミックライティングなど、アウトプットの機会をより多く持つことで、得た知識を活用する力を養います。


高校・EIPクラス(English for Improved Proficiency)

2022年度より開講したクラスで、希望者を募って構成します。高校2年修了時に CEFR B2レベル(英検準1級程度)以上の英語力をつけることを目標とし、将来国内の国際教養系の大学・学部や海外大学の授業にも対応できるよう、授業ではディスカッションや発表、エッセイライティングなどを取り入れながらアカデミックな力を養っていきます。


ランス語

第一外国語でフランス語を選ぶ

中学3年間(週2時間)で培ったフランス語の力をベースに、より体系的に文法を学びます。「文法」「講読」「会話」「仏語研究」「ディクテ」「テーム(仏作文)」などバリエーション豊かな授業を揃えています。多角的にフランス語力を養い、高校3年次にはDELF B1~B2、仏検2級から準1級の力がつく生徒も少なくありません。フランスやフランス語圏の documents authentiques を使い、社会問題に対する自分の意見を仲間とともにディスカッションすることで、世界への視野の広がりを促します。


コリブリ(COLIBRI)

日仏高等学校ネットワーク・コリブリに加盟しています。フランス側の加盟校の数校からくる留学生を受け入れると、自分も時期をずらした3週間、パートナーの家にホームステイしながら短期留学ができます。フランス語選択者の中から選考を行い、選ばれれば、パリ、ベルサイユ、リール、ボルドー、リヨン、モンペリエ、ヴァランシエンヌなどフランス各地の高等学校へ短期留学し、フランス語はもちろん、ホームステイを通じてフランスの文化、生活様式を学びます。


パリ ラ・トゥール中学高等学校とのオンライン交流

一年間に数回、日本語を学習するフランスの中高生とともにオンライン交流を行っています。共通のテーマについて簡単なプレゼンを行い、ブレイクアウトセッションでフリートークを楽しみます。同世代から得られる生の情報は、「もっと話したい!」という言語への学習意欲と異文化への理解と尊敬の気持ちを育みます。


フランス語課外授業

初めて学ぶフランス語について、家庭での学習に不安がある生徒が安心して勉強できるように、中学1年生を対象に課外フランス語教室を用意しています。週に1回、放課後の時間帯に授業の復習を行うクラスで希望制です。中学校での新しい生活にも慣れ、実際の授業を1か月ほど受けた後で受講するか判断できるように、開始時期を6月に設定しています。


外国語発表会(中1~高3対象)

今の時代に求められる「発信力」を意識しながら中学1年生から高校3年生まで、日頃の外国語学習の成果を英語とフランス語で発表する本校の伝統の行事です。40回を迎えた2020年度は初のオンラインで行われました。生徒による英語とフランス語の朝の祈りから始まり、複言語・複文化で学年を超えてお互いに刺激を与えあう行事です。

全日本高校生フランス語プレゼンテーションコンクールで最優秀賞を受賞しました

全日本高校生フランス語プレゼンテーションコンクール(公益財団法人フランス語教育振興協会主催)の最終審査が2020年1月11日(土)に行われ、当時本校の高校2年生であった3名が最優秀賞に選ばれました。受賞したプレゼンテーションのテーマは「デラシネの画家 藤田嗣治のエスプリに学ぶ」です。(デラシネとはフランス語で寝無し草を意味し、そこから転じて、祖国から切り離され、社会を漂う流れ者のことを指します)
3月にパリで行われる全仏高校生日本語プレゼンテーションコンクールに日本代表として招待される予定でしたが、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大の影響で渡仏は取りやめとなりました。それに代わるものとして、オンラインで「高校生プレゼンテーション発表会」が行われ、フランスで日本語を学ぶ高校生と交流する機会がありました。 3名の生徒のプレゼンテーションの動画を掲載します。ぜひご覧ください。(動画の最後にはNG集もついています。)