図書委員会 和装本作り体験
8月22日(金)、中学校文化連盟・図書専門部のイベントが本校図書館で開催されました。中学校文化連盟とは中学生の文化的な諸活動を支援する組織であり、図書専門部では図書委員会や図書研究部などに所属する生徒が定期的に交流会を行っています。今年度ホスト校である本校では「和装本作り体験」を企画しました。

共通点を発表しているところ
いろいろな学校の生徒が集まったので、まずはアイスブレイクとしてグループごとに「共通点探しゲーム」を行いました。「クラシック音楽が好き」「朝ごはんはパン派」など、グループごとにいろいろな話題があがりました。
ゲームで少し緊張がほぐれたところで、次はいよいよ和装本作り体験です。博物館で修復などのお仕事をされていた講師の先生をお招きし、まずは貴重な資料の保存方法や修復方法などを学びました。みんな真剣な表情で、中にはうなずきながら話を聞いている生徒もいました。

説明を聞いているところ

実演を見学しているところ
その後、作業工程ごとにレクチャーを受けながら作り進めました。「先生、これはどうするんでしたっけ?」などと、分からないところは積極的に先生に質問に行ったり、グループ内で教え合ったりと、みんなで協力しながら仕上げることができました。失敗をしながらも最終的には素敵な和装本ができあがりました。こよりを作ったり、紙を糸で綴じたりと、日本の伝統的な工芸手法を体験することができた、貴重な一日となりました。

本を綴じるためのこよりを作っているところ(コツをつかむまで難しい!)

上から順番に、講師の先生が作ったもの、器用な体験者が作ったもの、努力賞のもの

角裂れ(カドギレ)という小さい布を本の角に貼っているところ(これで本が丈夫になります!)

本体と表紙を糊付けしておもりを置いているところ(百科事典にこんな活用法があったとは!)

糸を通す穴を開けているところ(目打ちを木槌で力いっぱいたたきます)

糸で本を綴じているところ(針に糸を通すのも一苦労です)

先生に出来栄えを見ていただいているところ(褒めてもらえたかな?)

完成した和装本(みんな奇麗にできました)

お疲れ様でした!