お知らせ

マルタ研修(7月19日~8月3日実施)

7月19日(土)~8月3日(日)まで、中学3年生・高校1年生の合わせて22名がマルタ研修に行ってまいりました。

生徒達は、マルタ共和国にある語学学校の寮にてヨーロッパ諸国から来た同世代の生徒達と共同生活をしながら英語学習に励み、また、授業以外ではマルタの歴史や文化、自然に親しむアクティビティーに参加し、異文化理解を深めました。

語学学校の授業は90分×2コマ×10日間で合計30時間ありましたが、22名全員が無遅刻無欠席の皆勤賞を達成することができました。聞き取ることや読むことにはある程度自信がありながら、自分の考えや思いを英語で他者に伝えることに苦手意識を持っていた生徒たちも、2週間マルタで過ごすうちに少しずつ緊張もほぐれていき、気づくと授業外でもルームメイトと談笑していたり、語学学校のスタッフにたくさん質問をしていたりと英語を使って積極的に交流するようになっていました。それぞれが達成感と自信とを得ることができたのではないかと思います。

アクティビティーでは、城塞に囲まれた首都バレッタや、12世紀から中世そして近現代の建築の共存する古都イムディーナ、屋台の建ち並ぶマルサシュロック、マルタ第二の島と呼ばれるゴゾ島、そして美しいブルーラグーンで有名なコミノ島などを訪れました。マルタは聖パウロが漂着したことで知られ、その後キリスト教カトリックの教えが広められた土地です。各地の教会はどれも歴史があり、豪奢で美しく、生徒達はその美しさに溜息を漏らしつつ、人々の信仰心の強さに驚いていたようです。バレッタでは聖ウルスラ修道院のお掃除をお手伝いさせていただき、エネルギッシュかつ優しいシスター方との交流の機会を持つこともできました。聖母マリアを守護聖人とするマルサシュロックでは、海を臨む教会から「あめのみつかい」の慣れ親しんだメロディーの鐘の音が聞こえてきて、思わず生徒達と目を見合わせたこともございました。

生徒達がマルタで自然と身につけた自ら他者と関わる勇気をこれからの学校生活、ひいては自分の在り方に活かしていくことができるよう祈っております。