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夏期講習 国語×社会コラボ「文学×哲学 金子と佐々木はかく語りき」

7月27日(月)に、文学作品を哲学的に読み解こうという国語科と社会科がコラボレーションをした講習を実施し、森鷗外の『高瀬舟』を扱いました。

前半の文学パートでは、「自分が主人公・喜助だったらどうするか」というテーマで、受講した生徒それぞれの考えを自由に語り合いました。「苦しむ弟を目の前にして、兄としてどう行動する?」という問いに、「本当は助けたいけれど、実際に起こったら何もできないかも……」「弟をこのまま見捨てることはできない」「現代だったらこうするけれど、江戸時代だったら……」等等、想像を広げながら語り合いました。

後半の哲学パートでは、今度は「喜助」の「弟」にフォーカスし、彼が陥っていた「絶望」とは何かを、哲学者キルケゴールの思想をもとに考えました。授業の最後に、「もし、みんなが絶望する『弟』に声をかけてあげられるなら、どんなふうに声かけをしてあげたい?」という問いを投げかけました。自分自身がもし今後絶望したら、あるいは大切な人が目の前で絶望していたら、どうするだろうかを真剣に考え、言葉を紡いでくれました。

生徒たちは、文学作品を味わうなかで、他者の意見に耳を傾けながら自分の考えを深めていく面白さや、哲学書の文章を一つひとつ読み解いていくことの難しさを体験し、有意義な時間を過ごしました。