カリキュラム

中高一貫だからこそ可能な学習--広がる好奇心、伸びる力

それぞれが志望する大学への進路が実現できるよう教科ごとに、6年一貫教育の流れを作り、指導していきます。

高校1年までは全員共通のカリキュラムで、ものごとへの関心や興味を深め、幅広い知識の習得をはかります。同時に、高校2年以上の学習内容の一部先取り等も行い、大学受験に対応できる基礎学力を定着させていきます。

高校2年より、以下の3コース制となります。それぞれのコースの特徴を生かし、生徒一人ひとりの具体的な目標が達成できるよう指導し、伸ばしていきます。

  • 私立の文系大学受験を目指すコース
  • 国公立の文系大学受験に対応するコース
  • 国公立、および、私立の理系大学受験を目指すコース

なお、高校1年より、第1外国語としての英語、または、フランス語の選択があります。大学受験には、この選択した第1外国語を用います。

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自ら考え、自己を表現する力を育てる

国語は文章を正確に読みとることから始まります。 そこから理論的な思考力を養い、そのうえで「自分を表現する力」=「生きる力」を身につけてほしいと考えています。

文章を読み、書き、そしてスピーチとして話す、これを6年間で段階的に学んでいきます。

毎年行われる「学芸コンクール」は、生徒が「自ら考え、自己を表現する」取り組みのひとつです。中学生のテーマは「今、戦争について考える」。学年ごとの指定図書を読み、自分なりのテーマを見つけ、考えを深め、それを作品として表現していきます。提出作品は小冊子にまとめられます。

そのほか、表現学習のひとつとして取り組まれる俳句や短歌づくり、中1から学び始める充実した古典学習カリキュラムなどもカリタス国語科の特徴です。

◆写真は教科センター◆

「昭和コーナー」「季節を知るコーナー」「歴史のコーナー」などテーマ別に展示しています。各学年の授業で出てきた作品も紹介しています。


社会科の本当の実力は、卒業後の生き方に反映される

校名が意味する「(神の)愛」を土台におき、グローバルな視点をもちながら、複雑な現代社会を賢明に生き、社会に貢献できる人を育てる、これがカリタス社会科の目標です。 そのためには、世の中をよく知ってほしい。知識としてだけではなく、社会に出てから「力」になるよう自らすすんで学んでしてほしいと願っています。

中学では地理、歴史、公民を学びます。1年間だけでは学びきれない歴史も、一貫校ならではのカリキュラムで現代・近代史までしっかり学習します。また、教室での授業にとどまらず、博物館や官公庁の見学、奈良や京都への修学旅行などを通じて、今の社会や歴史に対する興味や関心を広げ、問題意識を深めていきます。

地歴科・公民科に分かれる高校では、大学受験に対応しながらも、細切れの知識を詰め込むだけではなく、ひとつのテーマを決め、1年かけて調査・考察を重ね、まとめることで、自分なりの解決策を探っていくというレポートを実施しています(高1)。

◆写真は教科センター◆

課題の優秀レポートから「これも社会科なんだ」と目からウロコの展示物まで幅広く展示。教員や生徒から様々な情報発信があり、社会科の興味の「種」があちこちに。


じっくり、しっかり、確実に、数学の基礎学力を鍛える

「数学の基礎学力の充実」をめざし、中学、高校と途切れることなく体系的に数学を学ぶ体系数学を用いて指導しています。1クラスを2つに分ける少人数制で、一人ひとりの個性や理解度に気を配りながら、きめ細かい授業を行います。

小テストを行ったり、定期テストでは、「最低ここまでは学んでほしい」と、あえて合格点を示しています。結果によっては、追試や指名補習がありますが、これは苦手な数学を得意な数学に変える大きなチャンスです。また、家庭学習の習慣を身につけるための宿題や週末課題を課します。リズムある学習を日々重ねていくことで、「やりきった」という手ごたえと成功体験を積み重ねていきましょう。きっと数学が楽しくなります。

問題を解くだけではなく、数学についてのレポートに挑戦したり、後輩のために計算プリントの問題をつくったり、教科書を離れて新しい数学の世界を体験します。

高校では、夏休みに単元ごとの復習ができる夏期講習を行ったり、これまでの「つながり」のある数学教育で培われた実力と先取り学習でできた時間で、じっくり大学入試問題に取り組み、第一志望に対応できる数学力を養います。

◆写真は教科センター◆

中3の夏休みの課題が展示されています。「数学者について」「数の起源について」など様々なレポートが新聞形式でまとめられています。また、テストのたびにテスト問題と上位者がここに貼り出されます。


科学を通して先を読む

中学校では、中学・高校の重複を避けて、内容を精選し、一部高校の学習も取り入れています。中学3年間で、基礎学力の定着と考える力を身につけることを目標にしています。

高校では、各自の希望進路の実現にあわせた教育を行います。国立文系コースでは、生物を学習し、センター試験や私立大学の受験に対応しています。理数コースは「基礎3科目」と「化学」、「物理・生物から1科目」を学びます。

◆写真は教科センター◆

手にとって見られる標本、簡単にできる実験道具、様々な生き物などが数多く展示されています。身近に「理科」を実感できると、生徒にも好評です。


大学入試はもちろん、通じる英語、使える英語の習得

「読む・書く・聴く・話す」をバランスよく身につけた「本当の英語力」の習得を目指しています。1クラスを半分に分けたハーフクラスで授業を行い、細やかな指導が可能な全員参加の授業になっています。6年間を通してネイティブによる会話の授業があり、正しい発音や実用的な表現はもちろん、高校ではディスカッションやディベートで自分の意見を伝える力を身につけます。

日常的なネイティブの教員とのコミュニケーションに加え、学校行事としてレシテーションやスピーチコンテスト、外国語発表会(英語劇などの発表)への取り組み、イングリッシュ・キャンプやカナダ研修への参加など、学校生活を通して英語を自分のものにしていく機会にたくさん恵まれています。

ハロウィンの日には、生徒に内緒で先生が仮装して登場し、その文化までをも学ぶ。このカリタスならではの詰め込むだけではない授業で、生徒は伸び伸びと学び、結果、実力も驚くほど伸びています。

◆写真は教科センター◆

季節ごとにディスプレイされる英語の教科センターは、英語の学習、行事の紹介、生徒の作品掲示など情報発信の場となっています。貸し出し用の英語の雑誌や書物もあります。


中1から学び始めるフランス語で世界を広げる

中学の3年間、第二外国語として週2時間フランス語を学びます。内1時間はネイティブの教員によるフランス語会話の授業です。 日本語以外の世界に触れることは、国際社会への第一歩。フランス語を学ぶことで、いろんな価値観や文化に触れることができ、世界がぐんと広がります。

この時期に、英語、フランス語の二つの外国語を学ぶことは、相互作用となり両方の言語の習得を早め、深く学ぶことを可能にしてくれます。自分の世界と可能性を広げる大きなチャンスなのです。

授業は、1クラスを半分に分けた少人数制で行われ、本校自作のテキストを使い、基本的な文法と会話が身につく内容となっています。 高校からは第一外国語として選択でき、大学入試をフランス語で受験する実力を身につけることができます。実際、多くの生徒がフランス語で受験をしています。

◆写真は授業風景◆

フランス語に興味をもってもらえるよう雑誌や漫画を置いたり、フランスの文化が感じられる掲示物、留学生との交流記事などを展示しています。


神の愛を学び、自分の生き方をふりかえる

カリタスらしさのひとつが、すべての学年に週に1時間ずつ設けられている「カトリック倫理」の授業。正面から神の愛を学び、自分の生き方をふりかえる時間です。

「カトリック倫理」では、聖書を通してイエスの教えにふれ、神の愛を学びます。そして、キリスト教の歴史や創立者の生き方を学び、信仰・希望・愛に生きた人々の生き方を知ることを通して、自分自身の生き方をふりかえります。

また、「臓器移植」や「終末期医療」など様々なテーマを取り上げ、ともに考える機会を大切にしています。互いの考えに耳を傾けながら、答えのない問いに取り組むことを通して、自分自身の考えを掘り下げていきます。そして、生と死を見つめることによって、「与えられた命をどう生きるのか」という問いに、一人ひとりが向き合います。

祈りや黙想を通して、静かに心を落ち着かせ、自分を見つめる時間がもてることも、この授業の魅力の一つです。

ここで学んだことが、カリタスを卒業してからの長い人生の旅路の中で、大きな「糧」となることを祈っています。

◆写真は聖堂内風景◆

正門を入って真正面に位置する聖堂は、カトリック学校であるカリタスの一つのシンボル。そこでは誰でも自由に、静かに心を落ち着かせ、自分を見つめる時間を持つことができます。そうした時間を通して、内面的に深みのある、豊かな人間へと成長していきます。


生涯にわたって音楽を愛する心豊かな情操教育

音楽は世界共通の「文化」です。 世界の音楽、日本の音楽を聴き、自ら歌をうたい、楽器を演奏することを通して、音楽を愛し楽しむ心と感性、豊かな情操を養ってほしいと思っています。 本校は、オーケストラの楽器から和楽器まで様々な楽器がそろい、各々に練習できる個室もあり、音楽を学ぶには恵まれた環境です。

授業では西洋音楽史を学びながらオペラを聴いたり、しの笛や琴などを実際に奏でてみたり、また中3では、ピアノで一曲演奏するなど、作曲家の意図に寄り添いながら鑑賞することから、自ら表現するまでを各学年に応じて学んでいきます。

学年末に中学では、合唱コンクールを実施しています。 生徒たちで楽曲を選び、コンクールに向けて練習していきます。「歌をうたう」ことでつながった仲間との合唱は、心と心が響きあう感動的なコンクールとなります。

◆写真は教科センター◆

グランドピアノを中心に、練習室の個室が取り囲む音楽の教科センター。ここで演奏の練習をしたり、歌の練習をしたりします。


「美」について考え、自分の感じる「美」を知り、表現する

自分たちの周りにある「美」について考え、自分なりの感動と発想をもって主体的に表現できるとようになることを目指しています。

自分にとって美しいものは何なのか? それを追求していくと「私とは?」にいきつきます。 美術はアウトプット。授業や毎日の生活でアンテナを高くしてインプットをし、自分の目でみて、体をつかって形にしていくのが美術の授業です。 そのためにも自分をしっかりもって、何が好きか、何が苦手なのか、自分を知ることが大切です。

授業では、カリタス美術科独自のワークシートに沿って制作の過程を記録しながら、課題をすすめていきます。作品は美術科ですべて保管し(立体は写真で記録)、中3の終わりには3年間でつくった作品を各自のアルバムにまとめます。

◆写真は授業風景◆

授業で制作した生徒の作品は廊下に展示され、学校全体が大きなギャラリーになります。また、「美術を身近に感じてほしい」という美大生による展示コーナーもあります。


体育で思いっきり体を動かし、保健で知識を身につける

運動やスポーツを通じて、健康の保持増進と体力の向上を図り、運動技能や知識を身につけ、生涯教育・スポーツの実践を目指すとともに、健康で充実した生活を過ごせる基本的な能力や態度を育てることを目標としています。

保健では身体の仕組み、基本的な食生活や医療や社会制度、環境と健康、ライフプランなど心身の健康と生活を維持するための知識を学びます。

体育では、1・2年生で基本的な技能を習得し(基礎)、3・4年生でより技能が上達することをめざし(探究)、5・6年で課題に対し工夫して取り組み、自主的に活動する(自立)。このように6年間を2年ずつ3段階に分け、それぞれの段階に応じた目標を掲げ、一貫教育の特性を活かしたカリキュラムを組んでいます。

◆写真は授業風景◆

広いグランドで思いっきり体を動かす。心身ともに健康であることが充実した生活を過ごすために一番大切なことです。


家庭の一員としての意識と役割をもつために

衣食住・家庭生活・保育について、理論だけでなく、制作、実習を大切に学習していきます。

小学校までは、きっと親がかりの生活だったと思います。中学生になったからには、ちょっとだけ自立して、自分のことは自分でする、家庭の一員であるという意識、役割をもつことができるように学んでいきましょう。

例えば、食物では、中学1年生で朝食がつくれるように、中学2年生では昼食がつくれるように、中学3年生では夕食がつくれるようにします。高校生では、短時間でバランス良い食事が準備できるようにします。

一人ひとりが作る楽しみ、作る喜びを味わい家族の方々にも喜んでいただき、生活を豊かにすることができたらと思っています。

◆写真は授業風景◆

調理実習では生徒同士が協力し合い、ひとつの料理をつくり上げることで、調理をする喜び、食べてもらう喜びを学びます。


コンピュータの基礎を学び新しい技術社会に備える

コンピュータに関する基礎を学んでいきます。 ワード、エクセルの使い方、ホームページ制作、パワーポイントを使ったプレゼンテーションなどを行います。

技術的なスキルばかりではなく、サイバー犯罪への対策や著作権問題など情報モラルについて学ぶ時間も設け、コンピュータ社会に対応できる総合的なスキルを学んでいきます。

時代とともに変化していくこの分野は、主体的に学ぶことが大切です。 プレゼンテーションのテーマを自分で決めるなど、取り組みの自由度を高め、興味をもってすすんで学べるよう工夫ある授業を展開しています。

◆写真は教室風景◆

常に進化し続ける情報社会とIT技術に適応できるよう、最新の設備を導入しています。


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