2026 CARITAS GUIDEBOOK
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◆ 古 典教育ビジョンスクールライフ/グローバル教育複言語教育数理国社図書館/探究進路/カリキュラム/学習サポート卒業生/合格実績入試概要/入試対策基本情報/よくある質問/通学エリア/納付金等一覧8 / Caritas Guide Book芥川龍之介の作品を読み、作品論・作家論を執筆する。授業で扱った古文・漢文をもとにして、現代語訳を作成する。(自分なりの解釈を加えたり、文体を工夫したりして、独自の文章にする。)感じ、考え、発信するカリタス国語社会伝統の「学芸コンクール」40年以上にわたり、全校生徒が参加する「学芸コンクール」を実施しています。中学のテーマは、「今、戦争について考える」。生徒は各学年の課題図書を読み、感想文を書きます。作成にあたっては教員が丁寧に指導をします。中3の長崎研修旅行でも学びを深めます。高校の課題は、「現代文分野」の作品論、作家論。さらに高1、2年は、古典作品を翻訳して現代文にする「古典分野」にも取り組みます。提出された作品は国語科教員が審査し、優秀作品を表彰します。ICT機器を活用した授業iPadや電子黒板を使用して、意見の共有や発表、動画の資料を視聴するなど、ICT機器を授業に活用しています。19世紀の音楽など、社会科では音声のある資料を用いることも多く、動画や写真などと合わせて活用して、学びの幅を広げています。目指せソシアルマエストロ 毎年、夏休み明けには、中1から高3までの全学年で、社会科の基礎知識を問う「ソシアルマエストロテスト」を実施しています。具体的には、都道府県や県庁所在地、日本国憲法など、小学校で習った内容の復習のほか、日本の旧国名や世界の国名や首都など、中学・高校で習う地理・歴史・公民の土台となるような知識を獲得するもので、卒業生からも「やっていてよかった」との声があがるテストです。本校では、探究的な学びを大切にしていますが、ものを考え、探究していくにも、知識がなくてはできません。事前にしっかり知識を獲得し、それらを活用できる授業を展開したいと考えています。書く、発表する学習を展開 国語科の学習では、表現活動を大事にしています。「書く」ことはもちろんのこと、プレゼンテーションやディベートなど、「発信する」学びにも力を注いでいます。授業では教科書以外の教材も使い、テーマを設定して、自分の考えを発表する機会も作っています。その他、研修旅行と関連付け、旅の思い出を俳句などにする創作活動も実施しています。 国語科の特色ある取り組みの一つに、全学年が参加する「学芸コンクール」があります。中学では戦争文学を扱い、課題図書を読んで感想文を書きます。言葉の奥に込められた思いを丹念に読み取り、自発的に資料を調べるなど戦争についての知識を深める生徒も数多くいます。高校生は作家論や作品論に取り組みます。 学習進路指導部と連携し、多様な大学入試にも対応できるように高1、高2は小論文、高3は志望理由書の外部添削を実施しています。知識を獲得したうえで探究的な学習を実現 全学年を対象としたソシアルマエストロテストで、早い段階から社会科の基礎知識を身につけ、探究的な学習を進めるうえでの土台をつくりあげます。また、社会科センターには、実際に江戸時代にかかげられた高札など「本物」の実物教材を展示し、社会科への興味・関心を高めてもらえるような環境をつくっています。高1では、希望者を対象に、現代の諸問題について年間を通して考え、レポートとしてまとめる「年間研究レポート」という探究活動の講座も放課後に設置しています。知識を身につけ、興味を持ち、探究するという、中高一貫の特性をいかした学びの流れを提供したいと考えています。また、それらの学びを通して、覚える力、覚えたことをもとに考える力、考えたことを他者に伝える力を養い、大学入試に対応するとともに、社会に出たあとも活躍できる人材を育成したいと考えています。中学1年生の指導例5月   : 課題図書の発表。7〜8月 : 夏休みの宿題として     課題図書を読み、テーマを決める。9月   : テーマを提出する。9〜11月 : アドバイスをつけて返却。1月   : 感想文を提出する。3月   : 中学生集会で優秀者を表彰。高校1年生の課題例◆ 現代文

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