2026 CARITAS GUIDEBOOK
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Caritas Guide Book / 7中1河原の様子と植物観察中2希望者生田緑地(多摩丘陵)での地学実習多摩川の水生生物調べ干潟(多摩川河口)の生物観察カリタスの実践的理数教育数学理科教科書は『体系数学』数学を系統立てて教えること、また、深い内容まで教えることを目的に、教科書は6年一貫校用に編集された『体系数学』を採用。問題集は、日々の学習用には『体系問題集』を使います。また、これらはデジタル版を採用しています。さらに、高校では『フォーカス ゴールド』も使用しています。ミニテスト、単元テスト、学習デーで理解を徹底する基礎力の充実をはかるため、「少人数授業」を中学1年生から行っています。さらに、数学の学力向上を目指す希望者を対象にマスタークラスを設置し、他クラスとの差別化を行っています。そのため、中学生は5クラスを数学専用の10クラスに再編成して授業を行っています。毎週火曜日実施のミニテストでは、基礎力の定着度を確認し、単元の終わりには単元テストを行っています。定期テストの結果次第で、追試、指名補習を行い、数学が苦手な生徒にもきめ細かく対応します。さらに、家庭学習の習慣を身につけさせるため、毎週課題を出し、月曜日に提出させています。また、週に1日「学習デー」をもうけています。複数の教員が待機し、生徒の質問を受けたり、課題の終わらなかった生徒をサポートしたりしています。Tamalogy(タマロジー)徒歩10分で行ける多摩川はカリタスのフィールドです。理科ではこの多摩川や多摩丘陵についての学習をTamalogyと名付け、総合的に取り組んでいます。川や丘陵について個別に学ぶのではなく、大きな切れ目のない自然が身近に存在しているということ、複雑に絡み合った相互的な作用により、現在の自然環境が形成されていることを、生徒たちに体験を通じて学んでほしいと考えています。身近な理科に目を向ける興味・関心を育む場となるように、理科センターには手に取って体験できる様々な展示をしています。また、理科教員が身近な理科の話題などを取り上げて解説をつけた「かえる通信」を発行しています。少人数の細やかな授業 数学科では基礎学力の定着を図るために、中1から高1は、「少人数授業」を実施しています。ハイレベルな学習に意欲のある希望者を対象とした「マスタークラス」も設置しています。 授業は少人数のメリットを生かして、一人ひとりの学習状況を把握しながら進め、課題などもこまめにチェックしています。また、iPadなどのICT機器も活用し、各自が考えた解法をみんなで共有したり、別解と比較をしたり、主体的に学ぶ環境を作っています。 さらに、定期的にミニテストや単元テストを実施し、その都度、振り返りをしているので、理解の徹底もできます。たとえ小学校の時に“算数”に苦手意識があったとしても、カリタスで“数学”の力を伸ばしていく生徒は数多くいます。体験し、自分の考えを言葉にする学びを実践 私たちが理科の学習でもっとも重視しているのが「体験」です。中学では週1時間、実験の授業をハーフクラスで実施し、グループ構成も2〜3人なので、全員が実験に関わります。校外でも、さまざまな体験の機会を作り、「Tamalogy」(タマロジー)と名付けた多摩川のフィールドワークは、20年以上も前から取り組んでいます。他にも尾瀬の野外研修や、観音崎・長瀞の地学巡検、水族館見学などを行っています。 体験と同時に、自分の考えを言葉にすることも大事にしており、学んだことのまとめやレポート作成も行います。 中学は理科の興味関心を引き出しながら、「不思議だな」という視点や問題意識、基礎学力などを養い、高校では実験なども専門性を高め、大学進学に向けた演習も行っていきます。

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